だらだら、のらのら、ノホホホ~ン。ほっこり、まったり、グッタリ~。寺社仏閣巡り、読書、懸賞、そして人形コレクションをこよなく愛する、ヒヨコ船長の世の為、人の為には全くならない日常の記録です。


by hiyokosencho
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2007年 04月 07日 ( 1 )

一昨日に引き続き、
今日も、夫、隠遁ライダーと、
浪花花形歌舞伎に出かけたぢょい。

今日は、第二部を観劇。
演目は、
雨の五郎、色彩間苅豆ーかさね、曽根崎心中の3つじゃ。

雨の五郎は、
曾我兄弟の弟、曾我五郎が、
春雨の中、廓におる恋人の元へ通う様子を表現した、
長唄の舞踊なのじゃが、
もぅ~、その衣装の美しい事、艶やかな事!!

白地に蝶の模様が入った厚手の着物を肩脱ぎし、
その下から現す、赤地に松の模様の着物~。

目にも鮮やかな、白、赤、緑の色彩が、
それはそれは美しくて、ウットリ~。

手に入るものなら、
玄関にでも飾りたいぢょい~!!

色彩間苅豆ーかさねは、
怖いお話じゃ。
与右衛門とかさねは、同じお屋敷に勤める者同士で、
恋仲になるのじゃが、
実は、与右衛門は、二十歳の時に、かさねの母と密通し、
それを知ったかさねの父を、鎌で惨殺しておる過去が有ったじゃ。

勿論、そんな過去等、な~んも知らんで恋仲になった二人。

じゃが、与右衛門は、そんな因縁に気付いてしまい、
かさねからは離れようとするじゃ。

一方、何も知らんかさねは、
そんな与右衛門の後を追い縋り、
丁度、木下川堤で追いつき、
「赤ん坊が出来ました」「お屋敷勤めより、あなたの様の妻になるが幸せ」
と、掻き口説くのじゃ。

OHー!!
何ちゅうこっちゃ。
母の密通相手、父の敵の子を宿すとは~!!

折もおり、丁度その時、
木下川に流れ着いた卒塔婆と、鎌の刺さった髑髏~!!

卒塔婆に書き記されておる文字を読むと、
そりゃ何とっ!
与右衛門が殺したかさねの父の髑髏が、何年もかかって、
殺された場所から、この木下川に流れ着いたものじゃったのじゃ~!

卒塔婆の文字をかさねに見られまいと、
慌てて卒塔婆を折る与右衛門。

すると、同時に、
足を引きずり出すかさね~。

しかも、美しかった顔まで、左半分醜く変化しちまうのじゃ。

かさねの母と密通し、かさねの父を鎌で惨殺した与右衛門。
一方、母の密通相手、父の敵の子供を宿したかさね。

このかさねの変化は、もうこの因果の祟りに違いないと、
怯える与右衛門は、
ついに、かさねの父を殺したその鎌で、
かさねをも手にかけるのじゃ。

その殺しのシーンが、壮絶でのぅ。

揉み合いになっておる内に、
かさねの島田に結った髪は乱れ、
片肌ずれ落ち、襦袢が見えるのじゃが、
その襦袢が、白地に赤い紅葉が点々と描かれた図案でのぅ、
流血しておるように見える演出らしいじゃ。

歌舞伎のこういう演出って、
全然写実的じゃないのに、
妙にリアルなんじゃよな~。
怖いって~(汗)。

揉み合って、逃げまどうかさねに、
観念させようと、
無理矢理、醜く変化した顔を見せ、
自分こそ親の敵で有ることを語る与右衛門。

この一連のやり取りの中で、
与右衛門への怨念に取り憑かれ出すかさね。

ついにかさねは、与右衛門の手にかかり惨殺されてしまい、
与右衛門は、慌ててその場から立ち去る。

・・・・・・はずじゃっのじゃが、
怨霊と化したかさねが、
逃げようとしても、逃げようとしても、
与右衛門を、かさね殺害現場に引き戻す~

っちゅう所で幕になるっちゅうお話じゃ。

怖いじゃろ~?

最後に観た曽根崎心中は、
あまりにも有名な話故、
誰も知っておるところじゃろうが、
簡単にあらすじを追うと、

平野屋の手代徳兵衛は、
大恩有る伯父であり、平野屋の旦那である久右衛門から縁談を勧められるのじゃ。

じゃが、徳兵衛は、
天満屋の遊女お初と愛し合っておったが為に、
その縁談を断り、久右衛門夫妻の怒りを買う。

「店を辞めて、大阪から出て行け」
とまで言われ、窮地に追い込まれる徳兵衛。

しかも、
幼なじみのたっての願いに、
今のお金にして500万円ほど貸すのじゃが、
そのお金まで騙し取られて、
周囲の人々からも、
まるで徳兵衛の方が、言いがかりをつけて、
逆に500万円を脅し取ろうとしておるような目でみられるのじゃ。

そこで、皆から、さんざんに打たれ踏みつけられ辱めを受ける徳兵衛~。

遂に、
行き場を無くした徳兵衛は、
お初と共に曾根崎の森で心中するっちゅうお話じゃ。

徳兵衛25歳、お初19歳。

何一つ悪事等働いておらぬ二人の、
死を決意する迄の、悲しく辛い運命・・・・・・。

切ないのぅ~。

そう、とても切なく、心に染み渡るお話のはずじゃったんじゃ。

本来は・・・・・・。

じゃが、
ヒヨコ船長、
この芝居の終盤辺りから、
トイレに生きたくなってのぅ~。

「オシッコしたい~」
なんて、思い出すと、
全神経が、膀胱に行くじゃろ?

んで、
このお芝居を観ながら、
ずっと、
「早よ、死ね~。早よ、死ね~」
と、思い続けておったんじゃよ~(でないと、膀胱が破裂して、ワシの方が死にそうじゃった)。

うう・・・・・・、
心中物を観て、
こんな事考えておるような奴って、居らんよな~。

ホンマに、
ヒヨコ船長って、ロマンと無縁な奴じゃわして~。
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by hiyokosencho | 2007-04-07 22:10 | 日常生活